算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

1年前の成功を捨てる

「私は成長したいのか?」


この問いの答えがYESなので1年前上手くいったことを繰り返さない。

成功と言っても去年当たったチラシっていう程度の意味です。

そんな大そうな話じゃない。




別に誰かを批判してるんじゃなく

自分のことを書いてます。

自分の弱くなりそうな気持ちについて書いてます。



昨年の今頃は生徒を増やそうなんて気はなくて

低迷してたっけ。

けれど11月にいろいろな場所にいって

自分を変えようと思った。

そう、いたるところで「一年で生徒数を3倍にするわ」って言いふらした。

あとまだ3ヶ月あるからおそらく達成する。

今は「半年後に9月の人数の2倍にする」って言いふらしている。

もう無茶苦茶だな。



そうしてこれからどんなチラシを打とうか考えている。

昨年上手くいったチラシをまた出すか?

答えはNOだ。

考えてもみたら同じチラシは同じ層に向けて訴えることになる。

昨年と同じチラシを打てば同じ層が集まる。

それで楽しいか?

楽しいかどうかで仕事をしてないって?



言い方を変えよう。


自分って1年前と同じレベルかな?

自分は成長したくて毎日ブログ書いたり本を読んだり

人に会ったり出かけたりしてたんじゃないのかな?

1年前と同じ意識かな?

全然違う。

レベルが全然違っていることが見える。



昨年のチラシは昨年の自分にとっては「投資」だったし「挑戦」だった。

けれど今同じことをしてもそれは「消費」だし「現状維持」だ。

常に上を目指すなら自分自身を食いつぶしちゃいけない。

自分が上昇のスパイラルにいることを意識したら

上昇しないといけない。

ステージを上げないといけない。



仕事を替えなくてはいけない。

この半年で生徒の層が様変わりした。

ほんとにもう名前だけ同じで別の塾だ。

たった半年で。

たった半年でここまで変わるのに

1年前と同じチラシで何をするというのか?



数年前に消えた塾は毎年同じチラシを打っていた。

年々先細り。

すべてが同じというわけではなくて

同じ層を狙っていた。




それで今日は気付いた。

世の中をなめちゃいけないんだって。

チラシを読んでいる人のことをバカにしちゃいけないって。

成長するものだけが生き残る。



たとえば大手の合格実績っていいですよね。

なんであんなにたくさん合格してるの?

教室が多いから?

生徒が多いから?

先生が多いから?

上場してるから?

資金が潤沢だから?

なにかごまかしているから?



そんなことはないと思う。

ひとつもあてはまらないくらいじゃないかって。

大手の実績は上を目指している結果じゃないか。

塾で生徒数を増やすのって

合格実績を餌のようにして生徒を釣っているの?

絶対にそんなことはないと思う。

消費者をバカにしちゃいけない。

そういう発想ってただの負け犬根性だったんだ。

って自分のことを振り返ってる。

そんなことを思ってる塾には人は集まらない。



だからまた去年とは違うチラシを書こう。

そうして去年とは違う層にアピールしよう。

また半年後なんて全然違う塾になっているはずだ。



お母さん方が自分のどこを見ているか

今日はじめてわかった。

間違いなく人は成長に気付く。

動くものに目が行く。

バタバタと風になびく旗を掲げよう。


なんでみんな気付いてくれないんだ、じゃなくて

みんな本当によく見ているってことだ。

楽して成長するなんてありえないと思う。








書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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