算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

ラ・サール中学校 2005年 問題2の(2)

こんにちは。

昨夜メルマガを送らせていただいたのですが

どうも分数がズレて表示されるので

こちらにメインのところだけのせますね。





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◆◆◆   ラ・サール中学校 2005年2の(2)
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ちょっと今回から規則性の話になります。

まずは簡単な問題から。


kisokusei2.gif



上のように規則的に数が並んでいます。値が1/2(2分の1)となる

4番目の数は前から数えて何番目の数でしょうか。



という問題です。


値が1/2ということですから、約分して1/2ということです。

つまり1/2, 2/4, 3/6, 4/8ということで

4番目の数は4/8です。約分出来ないとつらいですね。

これが前(はじめの数)から数えて何番目でしょうかという問題です。


パズルをやっていると数を数とだけではとらえないようになります。

かたまりでとらえようとしますね。

今回のはかたまりでとらえてもらわないと時間が足りなくなります。


kisokusei3.gif


これで考えるとはじめに分母に8が出てくるのは

8個目のかたまりですが、そのときの分子は1になります。

ですからずらしていくと9個目で分子が2、

10個目で3、11個目で4となり8分の4、

つまり2分の1になります。



それでははじめから数えて何番目かという話ですが

10個目プラス4でいいことになりますよね。

10個目までの数というのは


1+2+3+4+・・・8+9+10と同じで


これはお馴染みのガウスの計算で

1 + 2+3+4+・・・8+9+10
10+ 9+8+7+・・・3+2+1  を足してすべて11になって


その11が10個だから110。

二つを足したのだから半分にして55。


それで元にもどって55+4=59(番目)ということになります。



このような思考が自然とできるようにパズル教材をつくって

低学年からパズルとして親しんでいきたいなって思ってます。

1,2分で解けるようになるとうれしいですね。

次回はもうちょっと難しいのにします。



11月号のマガジンには規則性の問題を入れる予定です。

それでは。


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以上です。



実際のメルマガはその前後に他のコンテンツがあります。





書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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