算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

扉をあけるとびっくりするような部屋を作りたい。

我々は知識の建物の中に住んでいる。

それは思い込みの建物と呼んでもいい。


私は偉そうに「パズルを作ってます」と言っておいて、

毎日自分の先入観に惑わされてます。

「はー!、そんな手があったのか!」と気づくたびに

自分の思い込みを考えてぞっとします。

今まで自分が持っているもの、身につけてきたものは、

建築物に似ていて、知識の小部屋が無数にあります。

そのひとつひとつに扉がついていて、それがまたお互いが無関心です。


マンションのとなりの住人とのつながりがないイメージです。

(あくまでイメージです。実際は管理組合とかあるし・・・)



この知識の小部屋の壁を破る試みを毎日したいと思っています。

ドラえもんの「どこでもドア」のように自由につながっていたいです。



昔からよくきく話で「わかる」というのは

「分かる」「分けられる」ということで

いままで漠然とあったのもが区別できる

細分化できるという意味だ、って聞いたことありませんか?



「虫」といっても

たくさんの種類があります。

「クモは昆虫か?」といわれたら

「あしが6本じゃないから違う」と答えるためには

「あしが6本の部屋」、「あしが8本の部屋」・・・

というようにいくつか部屋を持ってないといけません。

思いつきませんからね。



そうやって知識を身につけるというのは

たくさんの部屋をもつということで

たくさんの部屋を持つ建物の中に住むみたいなイメージです。



試験勉強というのはもちろん部屋が多い方がいい気がしませんか?

なるべく部屋が多くて、なるべく部屋の中がいっぱいのほうがいい気がします。

けれど実際に仕事をする上では

そんな部屋の壁を破って「あしが6本の部屋」と

「遊戯王の部屋」と「おもちゃ売り場の部屋」というものがひとつになって

「ムシキング」というものが生まれます。






私がやっているのは「いわゆる塾の部屋」と「パズルの部屋」と「迷路の部屋」

というものの壁を破ることです。

もちろん私のほかにもたくさんの方がやられておられます。

けれどまだそれぞれの方がどういうことをやっておられるかは

そんなにわかっていないと思います。



そうしていると日々ひとつになったはずの部屋が

またいくつかの部屋に分かれていきます。

「かけざんのパズルの部屋」というと2つくらいの部屋があって

もうその部屋へしかいかない。

新たに部屋を作ることを忘れるし

別の部屋とつなげるのを忘れてしまう。



いくらでも部屋は作れるのに

今ある部屋を管理するだけで快適に思えて

ついつい自然増加的に増える知識の増加しか認めようとしなくなる。



「う~ん、マンネリだよね」っていうセリフは

そっくりそのまま自分自身へ返すべきだ。

マンネリなのは自分自身。

壁を破る努力もしないし

新たな部屋を作る努力もしない。

ただ部屋の中をいっぱいにするだけ。




今、私がつくらないといけない部屋は

「すごく単純な足し算の部屋」

その部屋はわくわくする部屋でなければならない。

扉をあけるとびっくりするような

そんな部屋を作りたい。





ところで7月9日の名古屋でのセミナーですが

まだ残席あります。

ぜひ来てくださいませんでしょうか?

こんな調子で私はたくさん話をしたいと思っています。

詳しくはこちらへ。




それではよろしくお願いします。

書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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