算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

ぬるい「成功」という名の失敗

別にダーウィンの進化論じゃないのですが

商売にしたってなんにしたって強いものが生き残るというより

変化に敏感なものが生き残るんだと思います。

「長いものに巻かれろ」とか「風見鶏」だとかっていうのとは違うと思う。



確かに大きな塾や会社というのは強くて、今勝っている気がする。

そして実際に継続していく仕組みもしっかりしているんでしょう。



ところで個人の塾をやっていて

なんとなく生徒が集まった、

なんとなく食べていける、っていう状態が続くと

自分はもしかしたら「成功」したんじゃないかっていう錯覚に陥ると思う。



それとか生徒が減ってしまいもう絶望的な気分で過ごして

もうダメっていうときに神様の贈り物のように

生徒がポンポンって入ってくることがある。

「神様、ありがとう!」ってことになる。



そんなときたいていは「日頃の誠実な取り組みが認められたんだ」とか

「一生懸命にやっていたら必ず報われるものだ」とかって思ってしまう。

そしてまたぬる~い気分で塾をやってしまったりする。



私ははっきりそういった気分とは訣別しようと思っています。

「なんとなく勝った」や「なんとなく儲かった」っていうのは除外して考え

「勝つべくして勝つ仕組みを持つ」ということに専念したい。

これは教務にしても同じだ。

たまたま成績があがった、じゃなくて

成績を上げるべくして上げる仕組みを持とうと思う。



「なんとなく」っていうのは時代の気分でもなんでもない。

ちゃんと目を開けて世の中を見て

変化を感じ取り

その変化に合わせて自分を変えていく力を身につけたい。



そんなような個人なり集団がいつの世でも生き残るのだと思う。

「成功」というのは状態のことではなく

常に環境に対応できるような力や仕組みを持つということではないだろうか。

書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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