算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

小さな塾が前進する力

「差別化」というのは他と違ったことをするっていうんじゃなくて

(そういうのもあっていいけど)

ひとつの部分が1番だってことなんだけど

私がパズルとかって言ってるんで

そこで差別化してるって勘違いされたりするのかな?

2年前は自分も勘違いしていた。

今から思うと本当に恥ずかしい。

パズルは教材の一部であって

教材で差別化できるとは考えにくい。



今私の塾で一番存在を示せるものは

成績保証です。

それも他の塾がどこかの真似して「2学期間でプラス20点」

とか言ってるんですが(しかもチラシの裏面の一部)

私は期間を最短に設定しています。

10回で上げると謳うときもあります。(期間限定)


けど2学期間で上げるっていうと

長すぎて忘れちゃうんじゃないだろうか?


今回1ヶ月で20点というのをやっていますが

私は50点上げるつもりでやっています。



これをやって後悔したことは一度もないです。

これをチラシに大きく謳うことで

やる気のある生徒しか入ってこなくなりました。


成績の高い低いに関係なく

やる気のある子、がんばる生徒、今の自分の状況を変えたい子が

集まってきてすごくいい空気を作ってくれるようになりました。



塾って塾長がひとりでがんばって空気をつくってるんじゃないと思う。

生徒ひとりひとりが集まって空気をつくっている。


塾って、塾長が生徒の成績を上げたいから存在するんじゃなくて

成績を上げたい生徒が集まって出来上がるものだと思う。


他塾のチラシをぼんやりながめて

「生徒募集中」とあるけれど

生徒を集めていったいなにをしようとしているのか私にはわからないときがある。


私は以前、漠然と生徒を集めて塾をしていたような気がします。

たまたま近所だからとか

たまたま知り合いだからとか同級生の紹介だからとか。


漠然と塾をしていた時期がありました。

2年前の自分に会ったとして

「今の君は漠然と塾をしているね」って言っても

おそらく理解できないんじゃないだろうか?


いまはもうはっきりしていて

すごくがんばりたい生徒、

成績を上げたい生徒、今の状況をなんとかしたい生徒

無理だと言われたけれどどうしても合格したい生徒と

いっしょにがんばりたいと思っています。



それは現在の成績では測れません。

見分けることはできません。

入塾テストをしたところでそのような値は出てこないと思う。


なんでこんなことにこだわって書いているかと言うと

小さな塾が前進する力って

生徒が伸びようとする力だと思うからです。

生徒自身が伸びなければ塾も伸びないと思う。


塾長が塾を引っ張っているなんて考えません。

生徒といっしょに走っている感じです。


そのとき走りたくない人は困るわけで

走りたくない人が脚が速いか遅いかは関係ない。

走りたくないということが問題になる。


だから脚の速い人ばかりを集めたところで

競走に勝てるとは限らない。

勝つためには走りたい人を集めないといけない、と思ってます。




「成績保証をします!」って言うと

「保証してくれるんだ、ラッキー~」という人が来るイメージがあるんですが

実際はまったく逆で

「何が何でも成績を上げるんだ!」っていう勇者が集まる。


そんな意気込みをもった生徒の成績を上げることができないのなら

だまってお金を返すか

ひたすら努力するかのいずれかだ。








書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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