算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

Blog

りんご塾通信

かわいい子には旅をさせろ


自分の子供がちょっと大きくなったら

夏休みのあいだにどこかへひとりで行かせるだろうか?

というか、親として心配で行かせることができないっていう可能性はあるかもしれない。



海外だったりするとまだ英語が話せないから

もうちょっと勉強してからだ、っていう意見がある。

確かによくわかる。

私もそう考えることが多い。



中3生で英語の良く出来る生徒とさっき話してました。

「ねえ、受験とかなかってね、今2週間アメリカへひとりで

 語学研修へいってもいいぞって言われたらどうする?」

彼の答えは「Yes」でした。(もちろん日本語で)


「それじゃ、中2では?中1では?」という質問には

「同じじゃないですか。どうせしゃべれないんですから」

という答えでした。



彼は私に大切なことを思い出させてくれました。

そう、中1で行こうが、中2で行こうが、

そんなに大差はないと思います。

もうちょっと英語が分かるようになってから

という気持ちはすごくよくわかるのですが

英語を勉強しに行くんだから

それはどちらでも同じじゃないのか、ということです。



例としていいのかどうかわかりませんが

大学生のとき「アメリカに行ったとき、映画を見に行くかどうか」

っていう問いがありました。


意見は2つに分かれます。

「英語はあまりわからないけど見に行く」

というのと

「もっと英語がわかるようになってから行く」です。



いっけん後者のほうが理にかなっている気がします。

映画を見に行くにはそれなりのお金がかかります。

なんかもったいない気がします。



けれど私は見に行った方がいいと思います。

映画をわかるようになるには映画を見るのが一番です。

はじめは3割くらいしか理解できないかもしれませんが

それでいいのです。

次回は4割わかるように勉強するなり

なんなりすればいいのです。



けれど行かなければどうでしょう。

もしかしたら何も変わらないかもしれません。

ただ漠然と英語を勉強するだけでしょう。

漠然と勉強して伸びるわけがありません。

もしも映画を見に行って3割しかわからなかったら

次回はもっとわかるようになろうという目標が出来ます。

勉強にテーマが生まれます。

テーマのない生活はスピードが遅いです。



私は実は怠け者でなかなか新しいパズルを作りませんでした。

必要がないからでしょうか。

今まであるものを使ったり

思いついたときに、またいいのを見つけたときに

増やしていけばいいんじゃないかって思ったりします。

自然増加に任せる、っていうものです。



けれどこれじゃいけない、と思い

自分に負荷をかけるためにメルマガを始めました。

自分の知っているものなどしれています。

すぐにネタが切れるでしょう。

そうなってからが成長だと思って始めました。



そう思っていたのですが

毎回書くたびに新たなことを思いつくんですね。

ひとつ既存のパズルなりを紹介すると

そのことについて考えるから別のバリエーションを思いつく。

結果的にネタを使わなくても前進します。



不思議なものです。

メルマガ始める前はすぐにネタ切れで苦しむかもって思ってました。

けれど今はそうは思いません。

書くからこそ新しいものが生まれるって気づきました。




たかだか10数回しか出していませんが

そんなことを感じています。

そして今日、メルマガ出します。

まだ書き終わってないのですが

今晩発行いたします。


どうぞよろしくお願いします。



書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

無料体験のお申込み、ご不明点などお気軽にお問い合わせください。

お電話によるお問い合わせ

0749-27-7321

月-土曜 10:00 - 18:00

メールによるお問い合わせ