算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

塾なんて情報誌のようなもの その1

難しいことをかしこい顔で説明する塾へ行きたいだろうか?

いくら子供でも暇じゃない。

ましてやありがたがらせようと易しいことを難しく言う必要はない。


自分が偉いかどうかなんて全く関係がない。

お客さんが喜ぶものを提供できるかどうかだけだ。

(私はちっとも偉くないし
 偉くなりたいとも思わない。)


塾なんて情報誌のようなものじゃないだろうか?

読者が必要な情報だけを得られればいい。

送り手の想いは手段であって目的ではない。


塾は受験情報誌であればいい。

しかしそれは簡単なことではない。

常に最新の情報をそろえておくのは大変な努力が必要になる。

油断すると鮮度の悪い情報ばかりになる。



そしてわれわれの経験すら情報だと考えた方がいいんじゃないか。

長い年月をかけた経験も

情報と割り切って惜しみなく出す。


私は塾という1冊の書物を書いているんじゃない。

読者はみな忙しい。

というか人が自分の書いたものをじっくり読んでくれるというのは幻想にすぎない。


塾というのは情報誌だ。

時期が過ぎれば忘れ去られる。

文学でもない。


全国展開のFC塾チェーンは決してベストセラーとは言えない。

古典的名作でもない。

発行部数の多い雑誌だ。


塾というのは情報誌でも

地域密着の情報誌。

それを自覚して努力すれば需要はある。



塾長は編集長。

それぞれの記事を書く必要はない。

そして編集長は雑誌をつくればいいのであって

自伝小説を書く必要は全くない。

誰も自伝小説なんて求めていない。






つづく

書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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