算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

塾屋に必要な知恵はすべてブログや掲示板で学んだ

「りんごさん、最近ひとのことばかり書いてません?」

とは誰にも言われていないが、自分でそう思っています。

そう、どうしてかといえば調子が悪いというか

どうも何かがしっくりこなかったんです。

「私は何者?」「何がしたいの?」

というようにベラベラしゃべり

しゃべり続け書き続け

気づけば基本を忘れていたような気がします。

けれど世の中は上手く出来ていて

間違った方向へ走ると「警告」が鳴ります。

耳を傾けていればそれはきこえる。

しかしカッコつけたり

自信過剰になっていたり

見栄っ張りになっていたりするときこえない、

逆ギレ状態になりそのまま深い井戸の底へ吸い込まれていく。


塾はいい。

本当にわかりやすい商売だ。

生徒がひとり辞めれば「警告」だ。

その理由がこちら側にあればやることはただひとつ、

自分を変えることだ。

プライドや見栄をすべて捨て去り

基本に戻ることだ。

塾はわかりやすい。

「生徒の成績を上げる」この一言に尽きる。

その方法論やなんかはたくさんあるので

そのどれが大切なのかに時間を費やすと

時々その大切なことを忘れてしまうことがある。

忘れない人は多いかもしれませんが

私は本当によく忘れる。

すぐに独りよがりな考え方に陥る。

手段にこだわりすぎて

目的を忘れてしまう。


けれど、いい。

そんなことはどうしようもないことだ。

気づいて軌道修正すればいい。

また基本に立ち返りはじめればいい。



非常に前置きが長くなりました。


私は今日、ヒサオ’先生のブログの記事に異常なくらいこだわってます。

先生が4月から新しく始められる教室についての一連の記事です。

「 開塾前にいかに口コミを拡げるか」という今日の記事は

私はデスクトップに保存しました。

これから塾をはじめられる方は参考にされるといいと思います。

短い言葉で成り立っていて、もしかしたら経験がないとわからないかもしれません。

私は自分の言葉で出来るだけ説明したいと思っています。


先生の文章を引用いたします。(赤字)


看板も出さず

まず体験してもらう。

信用されるまで、無料でいい。



そうだ、私もはじめて塾を開いたときは

看板をずっと出さなかった。

お金もなかったけど

看板なんておこがましくて出せなかった。

こっちが勉強させていただいている方だった。




いずれ保護者の方から

「お支払いは・・」

とくる。

それを待つ。



そうだった、そうだった。

私ははじめ60分が週2回で月謝をいただいていて

実際は2時間でも3時間でも生徒に勉強を教え

週に最低3回は来てもらっていた。

テスト前だと毎日だった。

「先生、追加料金はよろしいんでしょうか?」

母親がよく言っていた。




そして拡げていく。

チラシと

口コミで

生徒が集まり始めて

ようやく

それから看板を出す。



はじめて看板を出したのは

塾をはじめて1年半以上たっていた。

生徒ははじめの教室に入りきらなくて

ちょっとづつ大きなところへ移動した。

今もその途中だ。




それまでの

講師は

ぼく以外に

理数系ができる人が

一人いればいい。



そう、足りないところだらけだった。

いや、基本以外は何もなかった。

一緒に勉強しようっていう気持ち以外には

何もなかった。

一番初めの教室はトイレもなく

コピー機もなく電話もなかった。

ホワイトボードも時計も机もすべて借り物だった。

お金を払って借りたわけじゃない。



決して

見栄を

はらない。

寺子屋でいい。

本物の塾に

電飾看板は

いらない。



私はこの部分を読んだときにすべてがはっきりしました。

自分が見栄を張っていたことを。

基本を忘れていたことを。

大切な事を忘れていいようなレベルには全然到達していないことを。

そう、寺子屋でいいんだ。

寺子屋からはじめたんだ、いつも次のステップに来たら

寺子屋であることを意識しなければならない。

今回は駅前なんかに来たものだから

大手2軒とお隣だから

自分が寺子屋であることを忘れていた。

あぶない、あぶない。



そうすると

チラシ代と

家賃と

講師料だけで

塾の原型ができあがる。

それで何年か続けてもいい。



泣かせる、これすごく大切です。

そうか、何年か続けたってかまやしないのか!

そりゃ、そうだ。



何年たっても

絶対につぶれない

強い塾を

つくるために

ぼくはここから入りたい。



私はまったく「ここから」入ったんだから、

塾を大きくするために移動するとき

いつも基本に立ち返らないと。

いつも「ここから」はじめないと。

それを忘れていて

ずっとしっくりこなかった。

ヒサオ’先生、ありがとうございました。



この潔さ、この飾り気のなさ、

これが「強い塾」を作る人の

匂いなんだと思う。



もう、すでに私の塾は変化しはじめました。

先日から一連のブログを読ませていただき、

数々の先生方のアドバイスに耳を傾け

完全に軌道修正いたしました。

「強い塾」を作ろうと決めたんじゃなく

もうすでに動き出しました。

「あ、そうか」って思った日にすべてを変えられないときは

きっと半分くらい人のために仕事してます。

「あ、そうか」って思って即行動が出来るのは

私に行動力があるからではなく

私が私の人生を生きているからだと思います。








書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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