算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

パーティーが無事終了

小学生が帰りました。

今年も無事に終わりました。


ところで不思議に思うことがあるんですが

パーティーですから知らない子、初めての子も来るんです。

(まあ、生徒が企画・運営・集客・集金まですべてやって私は補佐ですから。)

それで毎回思うんですが、初めてくるのにうるさい子っているんですよ。

なぜでしょう?

「おい、ちょっとは遠慮しろよ」って言いたくなる。

塾生は静かなんです。授業中はそんなに静かじゃないくせに。

あれはなんなのでしょう?

それで自分の塾生のことを

「あいつらむちゃくちゃいい奴らやん」とか見てて思うんです。

遠慮というか、場所をわきまえてるというか、

ちゃんとしているんですよ。

もうちょっと勉強すればもっといいんですが

あれでも彼らなりにがんばっているのかもしれない。


だいたい私は小学生の女の子に

「おじさん、名前なんていうの?」

って言われたくない。

何か言うのもめんどくさい。

小さい子が「知らない人に声をかけられても

答えちゃいけないし、何かくれるっていても

もらったりついて行ったりしちゃだめよ」

って言われてることをそのまま実践する。

「知らない人に話しかけられても無視」だ。


いや、もしかしたら私は自分を認めてくれない小学生には興味がないんだろう。

というか塾生は一応私のことを先生として認めていてくれる。

勉強する態度がどう、成績がどうというのとは関係なく

彼らは私を「おじさん」だとは思っていない。



いや、ちょっと待ってください。

知らない人に「おじさん」って声をかけるのは

別に失礼なことでも何でもないですよね。



ということは彼ら彼女らが塾へ入り

私が最小公倍数の早い求め方とか

ちょっと難しい問題をすらすら解いてみたら

初めて「先生」と認められるってことかも知れない。



私とかかわりを持たない子達にとっては

私は永遠に「おじさん」なわけなんだ。

そしてそれでいいんだ。



私が小学生に「おじさん」と呼ばれてムっとしてるのは

「病気」なんだ。

これは「先生病」だ。

それとも「しょぼいプライド」だ。

あぶない、あぶない。

私はただの「おじさん」、それで十分だ。

だって私の兄はこの前、病院で「おばさん」に間違えられた。

「おばさん」よりはずっといい。



それでは。

書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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