算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

NOVAのこととか

昨日は関ヶ原を越え、大垣市のイオンへ行った。

想像していたよりも中心から離れていて驚いた。

NOVAの支援先のひとつにも名前が挙がっている。

お昼のテレビでもNOVAのことが取り上げられてたけど

田舎だと英会話教室はNOVAくらいしかなく

なくなってしまうと不便だなって思う。



NOVA KIDSの子達はいまはどうしているんだろう?

ちょっとだけ心配だ。

システムとか知らないからわからないけど

こっちの方も前払い制だろうか?

昨年なくなった英会話教室も確か前払い制。

ひと月じゃなくて一年とか。

あそこはもともとチラシを見た段階でダメだと思ったけど。



他の英会話教室に生徒は流れていくんだろうか?

それとももう英会話はコリゴリってことになるんだろうか?



うちの塾では2年前から英会話はやめました。

今年の春に6年生が卒業してクラスもなくなりました。

いま小学生がやっているのは中学校の前倒しの英語です。

こちらは別に宣伝しているわけじゃない。

それでも入ってこられる。(ありがとうございます)



宣伝に力をいれているのは国語のクラス。

やっとこの9月から上級も開設できた。

人数は多くないし利益なんて全くでない。(多分これからも出ない)

けれど国語はすごく大切なのでこれからも宣伝して

ひとりでも多くの小学生を本好きにして国語を大好きにしたいと思ってます。




本好きな子をひとりでも増やすというのはささやかな社会貢献だと思ってます。

自分の子供も来年からはそのクラスに入れたいと思ってます。




ああ、それで大垣のイオンですね。

広くてカーペットが敷かれてて天井が高くて

現代のお城だなって思った。



もっとまともな感想が書ければいいんですが

こんな文章力しかない。



岡田商店(イオン・ジャスコ)の家訓のひとつに

「大黒柱に車をつけろ」というのがあるって聞いたけど

今はもうそのような段階は通り越して

城をまずつくって城下町を建設している雰囲気だ。



NOVAは「駅前留学」とか「お茶の間留学」といって

まさに「大黒柱に車を」つけたけれど

最後は自転車操業的になって

とうとう破綻してしまった。



英語を話せるようになるのは時間がかかる。

通いやすいところに教室をつくって

大金を最初に払い込んでもらって

そうやって日本には英語を学習する環境がほんとに増えた。

けどこれからどう変わってしまうだろう。




NOVAはほんとにすごいなって今でも思っているけど

理由のひとつはテレビ電話だ。

はじめ多くのメーカーと一緒に開発してたけれど

まったくメーカーの人は現場がわかってなくて

それで途中からテレビ電話会社をつくってしまった。

そうして「お茶の間留学」ができたけど

前社長が言ってたけど

「テレビ電話がもっと普及したら

 俺たちのやっている実際の教室ってどうなっちゃうんだろう?

 そのとき俺たちには何が出来るんだろう?」っていう言葉が

とっても印象に残っていて

こんなの塾だって全く同じで

のんびりNOVAが潰れたってテレビ見ているのってびっくりだ。



もうずっとNOVAのことばかり考えている。

私はいまは小学生には本好きにさせることと

算数好きにさせることを目的にやってますが

(あと中学受験も)

NOVAの破綻は正直すごくショックだ。



全然教育産業と関係ないところが支援しはじめて

英会話とか塾とか大きく変わってしまう気がする。



もちろん変化するのは世の常だけど

NOVAにはがんばって欲しかった。

2007年という年は

おそらく塾業界にとってもすごく大きな年になると思う。

塾の大手がM&Aとかしたっていうぐらいの話じゃないですよね。










書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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