算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

「どうして『りんご塾』って名前をつけたんですか?」

名前の由来をさんざん聞かれる。

生徒には「ダサいから名前変えて」って言われる。

そもそもその名前だから行かないってことがある。



まあ、気にしていなかったけど

今日は生まれてはじめてインタビューというものを受けて

それでまじめに答えてしまったのでちょっとだけ書いておきますね。



開高健が何か色紙に書いてと言われると好んで書いていた言葉がある。

「明日世界が滅びるとしても 今日、君はリンゴの木を植える」

というものだ。



人に勉強を教えるっていうのって

りんごの木を植えていくことに近くないだろうか?

収穫するまでの長い期間に思いをはせながら

今日出来ることを一生懸命にやる。



高校の英語の教科書に90歳を超えてから読み書きの勉強をしに

学校へ行ったおじいさんの話がのっていた。

字が読めないまま老人になられていた。

そんな老人が学校に行くことに意味はないか?

余生を楽しめばいいのか?

いや、彼は学ぶことが楽しみになった。

そして周りの人間を前向きな気持ちにさせた。

学校をドロップアウトした若者がいつも授業に遅刻してきてたのに

彼が入ってからは早くいって近くの席に座るようになった。

先生の意識やカリキュラムにまで影響を与えた。



教科書しか読んでないので詳しいことはわからない。

機会があればオリジナルを読みたいものだ。(簡単な英語なので・・・)



われわれは勝手な思い込みで

役に立つかどうか考えてしまう。

いや、決め付けてしまう。

われわれが教える勉強というものも

こちらの思い込みで教えている部分が多いかもしれない。



時々はこの言葉を思い出して塾をしていこうと思う。

砂漠に水を撒いている気持ちになる時もあるけど

いつも希望をもってやりたいものだ。



こんなのが理由になるかわからないけど

まあ、こんなことを話した。




では。





書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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