算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

丸と四角の距離

今まで子供と話すときに

自分が面積と個数をごちゃ混ぜにしていたことに気付いた。



たとえば縦が3センチ、横が5センチの長方形の面積は

15平方センチだけど

それと

ボールを箱に入れるのを同じだと自分は考えていた。

縦に3個、横に5個ずつ入れたときの個数は

15個で

一緒だよね、っていう意識でいた。


けれどこんなの同じなわけはない。

面積と個数だもの。


もちろん、1平方センチのマスが

15個並ぶからでいいんですが

丸と四角は違いますよね。

丸と四角のあいだにはけっこうな距離がある。

りんごが3つと○が3つのあいだに距離があるように。



こう考えると実は同じパズルでも

見せ方を変えた方が学習効果は高いんじゃないだろうか?

抽象的にするのがいいとは限らないと思う。



抽象を楽しむにはそれなりの訓練というか

成長というか成熟が必要だ。




そういえば今日は8月の最後の日だ。

今日で古い自分が終わり

今から新しい自分だ。



大人は辛いカレーが大好きだけど

子供のころは甘口のカレーでも

「水をくれ~~~~!」って言って喜んでた。



自分が感じるように子供が感じるわけじゃない。

子供が見ているように

ものを見たい。





では。

書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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