算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

覚悟とは悲しみを乗り越えるためのもの

『頭文字D』の42巻の冒頭で

高橋涼介が言うセリフがあります。

「傷の深さは・・・

 悲しみの大きさは・・・

 絶望して立ち止まってしまうこととは別なんだ・・・」


「死神」と呼ばれる北条凛は涼介が立ち直って前に進んでいることが気に入りません。

北条凛は3年前から時間が止まったように

死神にとりつかれたように絶望したままです。

しかし涼介はプロジェクトDを立ち上げ

その成功にまい進しています。

ただ彼にはいつもどこか悲しみの表情を浮かべています。

その謎が42巻で解けることとなります。


「どんなに苦しくても・・・

 前に進むことがオレ達の義務だ・・!!」



ガンダムでも宇宙戦艦ヤマトでもいいのですが

今回はイニシャルDで。



いままで「覚悟」という言葉は「決心」と同義語だと思っていました。

しかし覚悟という言葉には決心にない意味が含まれていることを

最近、感じ、そして理解しました。

時を同じくしてイニシャルDのこの部分を読み

今書いています。



覚悟という言葉には自分のことを超えたものが含まれます。

決心は自分のために行うもの。

しかし覚悟は自分を超えたもののために行うものです。


自らの私利私欲のために覚悟はするものではありません。

自分が大切にしていたものを失って

茫然自失したあと、

そこから立ち上がって前に進むとき

人は覚悟をします。



覚悟という言葉のベースには

常に深い悲しみが存在しています。



ブログの主題とは関係ないのですが、

自分自身のための忘備録として。






 

書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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