算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

算数オリンピックでメダルをとるためには 3

受験というものを考えるとき

コンディションというのは受験する生徒のものだけでしょうか?



試験を受けるのは本人ですが

本人に影響を与える人の精神状態が、

本人に非常に大きく影響するのではないでしょうか。

そのような学問があるのか私は知りませんが

経験則としてよくわかります。



まず受験生本人の精神状態を左右するのは家族の精神状態です。

家族が不安に思っているとその気持ちが本人に伝わります。

本人も家族の不安を受け取りさらに不安になり

家族がさらに不安になります。

このような状態では戦う前から負けています。



受験というのは7割取れれば合格するとか

8割取れれば大丈夫とか試験によって変わってきます。

しかし合否を決めるものですから

ある基準を超えれば受かるものです。

だから実力が出せなくても基準を超えていればいいのです。



それに対して算数オリンピックは1位を決めるためのものです。

予選を通過するだけなら全力を出す必要がなくても

ちょっと間違えたということがあっても

なんとか基準をクリアすればいいのですが、

決勝ではミスが命取りになります。



不安な気持ちでは勝てるわけがありません。

日本一というのはとても高いハードルです。

1位をねらって毎日毎日努力している人と戦うわけですから

自信がない、不安だ、というような状態で勝てるわけがありません。



そこには謙遜とか控えめとか、そんなことは全く関係ありません。

自信があるのか、不安なのか、それがはっきりと出ます。

勝負は勝つか負けるかです。

はっきりと順位が決まります。



本人の精神状態は家族の影響を強く受けます。

次回はさらに影響を与える存在について書きます。

では、また。








書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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