算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

困難は分割せよ

今日は早めに来月の家賃を振り込んだ。

もう今月が2週間しかなくて

これから困難が予想されるからだ。

デカルトが言ったように困難を分割してみた。

またちょろっと俯瞰もしてみた。


私のいま困っているのは(おそらく多くの人が困っているのは)

お金の問題だ。

もう先に払ってしまおうって思った。


これで来月はどんなことしても塾はある。

もちろん今まで塾をやってきたから

塾はあり続けるけど

家賃のえらく高いところに引っ越したので

私としては綱渡り

リスクを取っているつもりだ。


そりゃあ、人が聞いたら笑うかもしれない額だけど

私にとったら今までの4倍は恐ろしい。

塾をはじめた頃からしたら15倍だ。



困難を分割してみた。


教室が5つと職員室がひとつとおまけの小さな部屋がいくつかあるけど

メインで使ってるのは教室ひとつだけだ。

もうひとつの部屋は週に1回だけ小学生用の国語に使っている。


けれどやっとメインの教室がいっぱいになってきた。

ふたつ目の常時使用する教室をオープンしようと思っている。

って言っても同じ建物の中ですよ。


けれど教室自体を作らないといけない。

机とイスを入れて

機材を入れてオーディオを入れて

本棚を入れてテキストを入れて

そんなことをしているとあっという間にお金がなくなってしまう。


けれどおそらく前進だ。

困難なんてなければ人生寂しいものだろう。

気付くことも少ないだろう。


私の困難なんて分割してみたらたいしたことない。

例えば資金の問題だ。

ショートしないだろうか?って心配するってこと。

例えば新規の生徒募集が上手くいくのか?ってこと。

例えば新しい講師が来てくれるだろうか?ってこと。

例えば来月は新しいパズルを考えつくだろうか?ってこと。

例えばDVDの制作は上手くいくのか?ってこと。


しかしどれもたいした問題じゃないな。

まずはじめにDVDはT先生といっしょにやってるし

パズルはA先生とW先生といっしょにやってるし

講師はまた求人すればいいし素敵な人ばかり最近集まるし

そもそもH君がいるじゃないか。

生徒は今週もすでに7人の無体が決まってるし

来週も良いか悪いかはともかくチラシを出すし

お金がもっとも大きな問題に思えていたけど

これが結局いちばんどうにでもなる問題だって今気づいた。

それにもういちばん大きな家賃は払ったし。



どう見てもこの程度の家賃は半年後、余裕で払えるようになるし

この建物を生徒でいっぱいにするし

全国にりんごパズルを広めるし

私と同じような匂いの先生が集まってくるに決まっている。


だってデカルトが言っているように

困難と思われることを分割して

その一つ一つに適切に対処していけばいいだけの話だ。

漠然と感じていた困難は

それがひとつひとつ小さなものに分けられると

毒気を抜かれて可愛らしいものに見えてくる。



とにかく4月があと2週間しか残っていないことに驚く。

1日1日を非常に重みのあるものにしていきたい。








書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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