算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

ハヤブサV3エンジン

「マシンハヤブサ」をご存知の方がどれほどおられるだろう?

金曜日19:00枠(1976年4月 – 9月)で

これの前が「勇者ライディーン」

これの後が「キャンディキャンディ」

と有名な作品のあいだに埋もれてしまっている。



V1エンジン、V2エンジンはすでに開発済みで

主人公の隼剣(ハヤブサ・ケン)の父がV3エンジンの開発中に亡くなったと記憶している。

V3エンジンは、Wikiで調べたので引用しますね。

ハヤブサV3エンジン:隼剣の父で工学博士の正義が開発した、上り坂に強い高回転高トルクの画期的なエンジン。15000回転で最大パワーを発揮し、この時、ジェット噴射の色がエメラルドグリーンに変わる。なお、V3エンジンには不調域があり、13000回転に達すると、ジェット噴射の色が黒煙を含んだ赤い炎を噴射し、異常振動が発生する。この時点でエンジンの回転数を落とすとエンジンが爆発してしまう。


つまり走行中にエンジンの回転数が13000回転に達すると

ガタガタと車が揺れだしジェットエンジンからは黒煙が噴出します。

そこで「危ない!」と思って回転数を落とすとエンジンが爆発してしまいます。

剣は父をこの事故で亡くします。

レースにこのV3エンジンを積んで剣は走ります。

そして同じように車が揺れだし煙が出ます。

剣はとっさにアクセルを緩めるんじゃなくて

思い切り踏み込みます。

すると揺れはおさまりジェットエンジンからは

エメラルドグリーンの炎が噴出し

剣はレースで優勝しました。



私はこの番組で「エメラルドグリーン」という言葉を知りました。

そしてこのアニメではV5エンジンまで行くのですが

数十年経った今、記憶に残っているのはV3エンジンだけです。



われわれは危険を感じたときにはそれを避けようとします。

未知のものからは逃れようとします。

未体験ゾーンというものへ飛び込む勇気が出ません。



塾をやっていておかげさまで生徒数が増え

それにともなって講師の数も増えてきました。

よい講師との出会いはタイミングです。

この人はいいと思ったら仕事がなくても無理やり雇わなければなりません。



また書道を始めました。

生徒0名から講師を3人雇うことになりました。

私はある考えを持って3名から始めることにしていたのです。

ですから人件費が異常に増大して

塾の収支バランスはハヤブサV3エンジンの13000回転です。

ガタガタと車体が揺れて黒い煙が出ています。

しかし私はアクセルを踏み込みます。

剣が感じたのと同じ恐怖を体験しています。



数ヶ月後にはV3エンジンからエメラルドの炎が出ているでしょう。

私は回転数を落としません。




書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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