算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

われわれの選ぶ仕事って自分の人生の目的の比喩なんですよね。

チラシは短編小説なんじゃないだろうか?

お金を使って数名の読者に届けている気分です。

自費出版みたいな感じ。

もしもチラシを短編小説と考えるならば

小説にはインパクトが必要だし、

起承転結も必要だと思う。

その短編を読んでもらって、興味を持ってもらい、

塾に来てもらうんだと思う。



塾では体系だったことをある程度やります。

中学の3年間いっしょに勉強したり

時には大学入試まで。

小学校から来る子だっている。

そうすると生徒に与えているのは

自分の塾という「長編小説」だと思う。

勉強を教えるわけだから人類の英知が詰まったものだ。

幾何とか教えてると、しょっちゅう思うんですが

「よくこんなこと発見したな」ってこと多いです。



そして私の短編小説を読んで塾に入った生徒たちは

「どうして勉強するんですか?」って質問しない。

たとえば小説だったら

「どうして本を読むんですか?」ってことだ。

本を読むことに疑問を持つ人はわざわざ本なんて読まない。

来るのはすでに「小説」を読むのが好きな人たちだ。



ところで「文学なんて役に立たない」ってよく言われた。

特に大学生のときにすごく言われた。

「なんでもっとお金になること勉強しないの?」っていう感じだ。

「文学って役に立たないのかな?

 自分ってそんなに呑気なのかな?」ってよく思ったものだ。



けどね、仕事って「比喩」みたいなものなんですよね。



われわれが生きる「意味」とか「目的」とかって

人それぞれ違うかもしれません。

人が生まれてきて死ぬまでにやりたいことは違うと思う。

あたり前だけど、



われわれの選ぶ仕事って自分の人生の目的の比喩なんですよね。



何がしたいのか?


どうなりたいのか?



その手段が仕事だったりするわけです。(仕事だけではもちろんないですが)


例えば会社で言えば「企業理念」みたいなものです。

「教育を通して社会に貢献する」とかって

まともに「比喩」でしょ?



「~を通して」っていうのが手段なんですよね。



話がそれました。


私はチラシは短編小説であって

取扱説明書ではないと思う。

ましてやファミレスのメニューみたいなものでもないと思う。

「メニューはカラーの方がわかりやすいでしょうか?」なんて

悩む必要があるだろうか?

ファミレスのメニューをつくるなら当然カラー。

小説なら1色でいい。



大手はファミレスのメニューでいいと思う。

私はそういうことに興味はいまのところない。


私は短編小説を書く。

そして私の小説のファンを少しずつ増やしていきたい。



小説を書く上で大切なことは

「人間を書く」ということだと思う。

取扱説明書やファミレスのメニューには人間は出てこない。

けれど小説に書くことは人間そのものだ。



文学を勉強して本当によかった。

だってどんな仕事をしていてもすごく役立つからだ。



えっと、この記事はKamiesu先生のブログの記事をヒントに書きました。

先生、ありがとうございました。




では。



書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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