算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

覚えているのはその先生と一緒に居るときの「空気」みたいなもの

毎月だいたい忙しくなると娘が熱を出すので病院へ連れて行きます。


好きなのは診療所です。


大きな病院に連れて行くまでもないし


きれいなところで広々としているからです。



最近新しい個人病院も出来てそちらに一度行ったんですが


やっぱり私はいつもの診療所にもどりました。



なんていうのか、ちゃんと見てもらえるからです。


新しいところでは、先生がすごい方なのか


パッと見て「うん、風邪だね。薬出しときます。お大事に。」って感じ。


いつもの診療所の先生は「え~と、どう、今月は?鼻が出る。うんうん。ちょっと音を聞かせてね。
じゃあ、背中ね。
よっしゃ~。そしたらお腹もみようか。出来るかな?
かしこいね。
のどはどうかな。こりゃ、赤いね。はれてるわ、かわいそうに。
ついでに耳も見とこう。がまんしてね。
よし、よくがんばったね。」


それでかなり混んでるんですが

「先生、塾の子達にアドバイスというか

 お医者さまからひとこと言うとしたらなにかひとことお願いしたいんですが」


ってとんでもない厚かましいことを前に聞いたのですが

誠実に答えてくださいます。



もう、商売としての基本がありますよね。


非常にわかりやすいです。




私は同業者の、しかも近所の塾の中身まではわかりません。


ちょっと不可能です。


そうしたら別の仕事から学ぶしかありません。


私はその診療所から


問診のやり方から


非常に多くを学びます。


おそらくひと目でわかるんですよ。


「君、分数できてないから」とか


「単語とかぜんぜん覚えてないよね」とか。



そんなこと言われてもちょっと物足りない。


同じように風邪を治すなら


私は自分の好きな方にいきます。


親身になっていただけるほうへ行きます。



勉強と風邪は違うけれど


なんのためにその仕事をやっているかってことは


すべての動きや言葉から相手に伝わるものだ。



そんなものごまかそうとしてもわかってしまう。



そうだ、そっけない方の病院では


終わったらシールとかおもちゃがもらえたけれど


それがどう?って感じです。


今の今まで忘れてました。


覚えているのはその先生と一緒に居るときの「空気」みたいなものだ。






書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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