算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

別に取り扱い注意ってわけじゃないけど





パズルで競争だけやってると

それはときどき反対の効果を生むことがあります。

別に取り扱い注意ってわけじゃないけど

競争だけしていたら対極にある百マス計算と同じ結果が得られることになります。

個人にというわけじゃなくてその集団に。




偉そうなことを言うわけではないのですが

2対8の法則ってありますよね?

262の法則でもパレートの法則でもなんでもいいのですが

百マス計算的にやると集団のなかで

その法則が浮かび上がってきます。

適応、って感じで。



それを回避したいわけです。

集団のなかの2割のために8割を犠牲にしたくないんです。

学校でそういうことは体験済みなわけで

塾でも同じことをしたくないのです。



どんなふうに使おうとそれはいいのですが

2対8の法則を強化するような使い方では意味がないと思います。



私の考えは勉強というのは孤独なものだということです。

ひとりで時間を忘れて熱中するときに能力は伸びる

と思っています。



ついついこの世の中は競争だと勘違いしてしまう。

競争だとしても短距離走じゃない。

長い長いマラソンだと思う。



スタート時刻も走るコースも目的地も違うマラソンだと思う。






書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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