算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

商品名は「わかりやすい授業」だろうか?

商品名は「わかりやすい授業」だろうか?

「楽しい授業」だろうか?


それってもしかして商品購入後の

お客様の感想じゃないんだろうか?


それとか「わかりやすい授業」を目指すのはひとつの価値だし

「楽しい授業」を目指すのもひとつの価値だ。



すいません、誰かを批判してるんじゃないですよ、

チラシを作っていて、よそのチラシとか見ながら考えているだけなんです。

「それは商品名じゃないよね」って朝から思ってます。


時々商品名っぽくない商品名がある。

今思い出せるのは昔カレーで

「これはうまいという名のカレーです」っていうのがありました。


今なら「入れます終身保険」みたいなのとか

「少しで安心○○保険」みたいなのがある。


「わかりやす授業」というのは商品名がないから

ただのコピーとして使われてるだけなんでしょうが

そこには「決意」も「覚悟」も表明されていない。



今の私のような零細塾の場合、

チラシというものに「決意」とか「覚悟」とかが表現されてないと

ほとんどアピールしないんじゃないかって思ってます。

(ブログですからね、これはブログです。
 読みたくない場合や「アホかこいつ」っていう場合は
 飛べばいいですからね。議論したり質問に答えたりしている時間が
 本当にないし、昔から議論って嫌いだし
 時間は有効に使いましょう。)


私の考える商品名は

「実力テストまで10回で苦手教科プラス10点」とか

「一ヶ月で定期テスト数学プラス20点」とか

「3ヶ月で5教科合計50点以上アップ」とかで

出来ない場合は料金を全額返金するとか

はじめからいただかず成功報酬制にするとかです。


1ヶ月でプラス20点なんて軽いよ、っていうくらい教務に自信があるなら

やればいいと思うんです。

3ヶ月で合計50点だろ?、当然だよ、っていうならやればいいと思うんです。



「授業」に価値があるのか?

つまり「授業」に対してお客様はお金を払っておられるのか、

それとも成績を上げたいからお金を払っておられるのか

どっちなんでしょう?



エンターテイメントじゃないんですよね。

「笑いがあふれる授業」っていいんですが

商品の説明ではないですよね。

強調するポイントじゃないですよね。



「あんたアホやな~、だから大手は合格実績を競ってるんやんか~」

そうなんですが、母数が違いすぎるのでしょぼくなってしまいます。

「ちゃうくて、合格実績では勝てへんから、めんどうみの良さとか

 楽しい授業とか、わかりやすい授業って言うてるんやないか」

それってひとつもアピールしないと思うんですよ。



だからすごい塾ブロガー先生たちは「塾平均点」をアピールされている。

私はそんな凄いこと出来ません。

私が出来る(誰でも出来る)ことっていうのは

プラス20点保証とか、返金しますとか、

そういう簡単なことです。

言うだけですから。

設備投資いりません。

借金する必要ありません。

宣言するだけですから。

チラシ代はもちろん必要です。

宣伝しないと何の意味もないですから。

告知しないと誰もわかりませんから。



チラシに大きくはっきりと

「塾生募集」を「成績保証」に変えればいいんです。

「がんばる君を応援します」を「上がらなければ返金します」に変えるだけです。



一斉とか個別とか関係ないですよね。

1対2なのかマンツーマンなのか

はたまた集団個別なのかプリントなのか

パソコン使うのかDVDプレイヤー使うのか

有名大学の学生使うのか専任講師なのか

塾長の直接指導なのか

そんなことこちら側の事情であって

お客様にとったら重要なポイントじゃないですよね。

これって商品名じゃないですよね。

「1対2の個別指導」っていうのが商品名ですか?



点数が上がるのかどうかが一番重要なんじゃないでしょうか?



だから「チラシって何のために出してるの?」って話なのですが

私は「塾生募集」なんてことは書きません。

チラシは「決意」と「覚悟」を堂々と大きく表明する場です。

どれだけ私が真剣なのかってことを見えるようにしています。

「おたくのチラシを拝見したんですが

 よほど教務に自信がおありなんですね」と電話がかかってくる。



商品に自信がないのに売るのはやめたほうがいいと思うんですけど

そういう問い合わせがきたら答えてるんですが

「自信っていうより成績を上げる決意でやりますってことなんです。

 上がらなければ料金をいただかない覚悟があるってことなんです」

とお答えしています。


「おたくは1対何なんですか?それともマンツーマンなんですか?」

「すいません、それは生徒さんによって変えているんです。

 成績をあげることが目的なんです。

 だからいつも違うんです」





続く



書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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