算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

子供達はそのような過去の価値観を無視してすぐに大人たちを追い越していく。

そういえばずっとアンテナ日記の方ばかり書いていて

ブログの方を書いてなかった。

塾を禁止されたらどうするか、ずっと考えていた。

何をするにしてもいいんだけれど

私は今回のことで自分が塾というものをすごく好きなんだとわかりました。


アンテナ日記にはくどいくらい座長の発言に対するリンクを張りました。

本当はもっとやりたかった。



みかみ先生も書いておられたけど、

こういうことが続けて起こると塾同士が近づくでしょうね。

今までばらばらだったものが集まってくる気がします。

それでも全体から見たら0.01%もあるのかな?



紆余曲折あったけれど私は塾という職業にたどりつき

すごくこの仕事が好きで今も設備投資(自分なりに)してるし

また1月も2月も3月もチラシを出して生徒を募集するし

今の自分の塾のやり方(中学生)には自信があるし

これから新しい別の方法で高等部も作っていきたいし

パズルの教材も作っていくし

そういうことすべてが大好きで

なんかもう年末とか関係なく

勉強していて

子供達の集中力っていうのは素晴らしく

学校でダメって言われ

他の塾でダメって言われ

それで私の塾にやってきて

次の日から4時間半ぶっとうしで勉強していて

一度も休憩なんてしてなくて

志望校にどうしても受かりたくて

がんばるから何とかしてください

って言われて私だってうれしくて

それで毎日やっているんですが

「昔は塾なしでやっていたんだから」とか

全く意味不明だ。



塾とか学校とかそんなもの子供たちが分けて考えているわけもなく

ただ自分が認められて思う存分勉強をできる環境を求めているだけで

もうおそらく何十年ものあいだ子供達は

知識というものを取り込もうと嬉々として机にかじりつき

そして自分を高めていったと思う。



塾とか学校とか話し合ってバカじゃないだろうか?

子供たちが知識を吸収し

毎日毎日成長していく場所の名前にどんな意味があるのか?

どこででも何からでも学べるだろう?

そんなものはほおっておけ。



「普通の子」とか普通以下とか、おかしすぎる。

おそらく私の塾には学校でそんなによく思われてない子も来てるし

成績が上位の子も来てるし

そんなの誰も関係なく集中して

目的のために努力している。



昔の子も今の子もどこが違うというのだろう?

私にはさっぱりわからない。

私から見たら今の子供達の方がずっと勉強してるし

ずっと生きることに真剣だし

ずっとしっかりしていて

将来とか別に心配することないと思う。

今自分がやることを心配しろよって思う。

私の学生のころなんてバブル絶頂で

そんなものもう今の学生にはお見せできないシロモノだ。




決定的に欠落しているのは

世の中は変化しているという認識だ。

今は1950年代でもないし

80年代でもないし、

2001年ですらない。


もう数日で2007年で

これからもどんどん時計はすすんでいく。


過去の成功体験やノスタルジックなことにこだわっていたら

若者はどんどん追い抜いていく。

自分達が何とかしてあげなければ、と思っているのかもしれないが

子供達はそのような過去の価値観を無視して

すぐに大人たちを追い越していく。



学校が素晴らしい場所であったのは年老いたものたちの頭のなかだけで

今現在を生き抜くためにはそのようなことには係わっていられないと思う。

子供達は本能的に自分を生かす場所を嗅ぎわけている。



昔そこには、何か素晴らしいものがあったかもしれない。

けど、今はもうないんだから、言ってもしかたないだろう。

その素晴らしかったものって誰かが作為的に用意したものだったろうか?

それは時代が提供したものであって

みなが望んで出来たものじゃなかったんだろうか。




何を言ってるのかまとまらないけれど

どう考えたって今の若者が頼りないとか

将来の日本が不安だとか

まったくもって意味不明すぎる。

私が小さい頃だってテレビでは同じようなこと言ってた。



大人は自分のことをちゃんとしよう。

どう考えても、どの時代でも

若者の方が優れている。

若者が優秀じゃないなんてそんな国あるわけない。

若者が無気力だなんてどこを見て言う言葉だ?

彼らはエネルギーにあふれている。



遺伝子情報ってそんなにコロコロ変わるのか?

毎日毎日努力している子供達を見ていると

老人の言うことが理解できない。


私がいつか老人になったらもっと深みのあることが言いたい。

70歳くらいになったらもっと意味のあることをしゃべりたい。

ジームス・ブラウンが73歳だったなんて

いったい誰が感じていたろう?

同年代じゃないか?





ほんとに、忙しいんだから、頼むわ。







書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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