算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

病院で考えたこと

ブログをはじめた頃はあまり人のブログを読んでいなかった。

自分がその日何を書くのか考えるので必死でした。

それから少し余裕が出来て人のブログを読むようになって

結局ニュースサイトを始めるようになった。

しかしここ数日、人のブログを読むことが出来ないでいました。

もちろんニュースはアップしてたのですが

前ほどトコトン読んだりしている時間がなくて残念です。

それは情熱か?

精神的余裕か?



もしかしたらブログの世界に浸りきってしまう恐れかもしれません。

時間はもちろんないけれど

一日中ネット上の出来事を考えているってことはなくなりました。

前はそうでした。

それはそれでつながりも出来たり仲良くなったりでいいとは思う。



けれど困ったことに私はリアルの住人でもあり

子供を病院に連れて行ったりしないといけません。

雨が降ったら傘をささないといけません。



別にバランスをとるべきだとは思わないけど

リアルの世界で塾やるのってすごく楽しいですよね。

今はすごく楽しいです。

苦しかったりするんですが

この前のセミナーでいろんな先生の話を聞いたり

参加していた塾長先生たちと話していると

もうウキウキしてきます。



今日は子供といっしょに一日中病院にいました。

単なる流行の胃腸風邪だったのですが

小さなベッドに子供と横になり

天井を見上げながら考え事をすることが出来てよかった。



娘は3時間近く点滴を受けていて

ずっと寝ていたのですが途中目を覚まし

一度吐いてまた寝ました。

部屋が暑くて頭がガンガンしたけれど

隣のベッドの老人の会話や

少しはなれたところの子供の話し声が心地よかった。




ずっと考えていたのですが 

この春からDVDの教材を中学生にいれて

それで夏前に新しく入ってきた子達が

2学期の中間テストで驚くほど伸びたんです。

それはけっこうな割合で。



何で伸びたんだろうっていう理由をこの前から考えていました。

名大スカイの酒井社長ともお話させていただいて

いろいろこの異常なくらいの伸びの理由を考えてました。

はじめ考えていたのは私がDVD教材やその勉強法を

軽視していなくて、大好きで、いいものだと思っているという点がひとつと

あとパズル教材を中学生に使うときはコミュニケーションツールとして

活用している部分がかなりあり

塾での滞留時間を伸ばす役割もあったと思う。

けっこうこの組み合わせはイケてると自分では思ってます。



看護士さんはカーテンを引いて顔をのぞかせ点滴の残量をチェックしてくれます。

ああ、看護士の行動をひとつひとつ書き出して

箇条書きにしていったらすごく多いだろうなって思ったりしました。

新人が一人前になるまでにはどれくらいの努力と時間が必要だろう?

チェックリストはあるのかな?

マニュアルはあるのかな?



そんなことをぼんやり考えながら

生徒に勉強のやり方を書いたチェックシートを渡せば

もっとわかりやすくなるだろうなって思いました。

この前のセミナーで石田先生が説明しておられましたが

300人のうちでいったい何人が行動にうつすのだろう?

自分はやれるのか?

単なるいい話ではないと思う。



娘は寝返りもうたずベッドに沈むように眠っていました。

私はぼんやりと教室をもっとちゃんとしたものにするための方法を考えていました。



DVDだとけっこういろんな指示ができるんですよね。

今生徒自身がやらなければならないことが明確なんです。

それって凄く親切で

具体的で

何をやるべきかを明確に示してあげれたから

もしかしたら成績が伸びたのかもしれないって思いました。

どの子も塾に来ている時点で成績を伸ばそうとおもってきていると思う。

なんとか状況を変えたいと。

けれどどうしていいのかわからない。

何から手をつけていいのかわからない。

やるべきことを細分化して示してあげることが必要です。



それって優れた先生のクラス授業じゃないか、ってことなのですが

そういう授業はやはり2・6・2の法則(パレートの法則)の影響を

非常に強くうけるんじゃないでしょうか。

DVD学習は個人的な学習だから

やり方を明確に示してあげれば

法則をすり抜けて

かなりの割合の生徒の成績が上がるんじゃないだろうか?




ちょっと日本語が下手な書き方になってしまったのですが

自分の中ではけっこう納得してるので

まあ、いいかって思ってます。



だからこれから冬休みまでに

自分がしゃべっていることを文書化しようと思う。

これやってあれやって次はこうでああでって。

熱意とか生徒思いっていうのはどの塾でも同じなので

目に見える形で示そうと思うのですが

結局、石田先生ありがとうっていう感じですね。



うう、冬休みまでにDVDも撮っておかなければいけないし

やることが詰まってますね。

まあ、今日は恒例の「忙しくなったら子供が病院」っていうパターンでしたが

いろいろ考えられてよかったと思う。




それで看護士さん最後に

「う~ん、お父さん、おそらく感染ってますよ」って言われました。

「この立体マスクしてないとおそらくダメですからね」って。

そんなこと先に言ってくれないと。

まあ、今のところ大丈夫なんですが。






では。










書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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