算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

岸辺に集まる船~琵琶湖の湖面と空の境界線

今日はリアルの世界ですごい塾長と会った。

今のままでも私から見たらすごい規模の塾をやっておられるのに

そういうことに満足されていない。

実際私があの立場ならどうだろう?

わからない。

けれどこの方は違った。

どんどん進まれていた。

週の半分は日本中を飛び回っておられる。

それだけでもスゴイがそういうことをしておられる方の情報は

今まで聞いたことがないようなものばかりでした。

むちゃくちゃ勉強になりました。



たとえば「これは理想の形だ。こういう企業を目指すべきだ」と

私が以前から目標(雲の上)にしていた会社のことを

よく知っておられて

「りんご先生、じつはあそこが採算が取れるようになったのは最近なんですよ」

「え~~~~~~!」だ。

「だからあんなところとケンカしちゃダメですよね。

 もちろんウチとはケンカにはなりませんけどね」

もちろん私なんかではアリ以下だ。



2人してホテルの最上階のラウンジから琵琶湖を見下ろしました。

視界のほとんどが琵琶湖です。



「今、小学校の低学年の教材ってこんなふうに見えるんですよね」

と私が言うと

「そうなんですか!」と驚いておられた。

「私ね、CD教材を発売するまでは

 塾のまわり半径5キロか10キロしか考えてなかったんですよ。

 けど今は北海道から九州にまで自分の生徒がいるって思うんです」

「そうですか、私も同じですよ」とおっしゃった。

先生が塾の全国組織を作るために走りまわられるようになったのが

今年からだそうです。

それまでは地域に密着した塾を展開されていた。

「まだ半年ほどなんですよ」

そうなのか。

「3年後ってまったく何してるかわかりませんよね」

っておっしゃってました。まったくその通りだ。

けれど私は3年後には私にはイメージがある。

もちろん先生もイメージはお持ちだろう。

けれどこれからの3年は激動だと思う。

私にとっても彼にとても。

そして塾の業界もかなり動くはずだ。

もちろん私の規模ではあまり関係はないけれど。



琵琶湖の湖面には幾艘もの小さな船が浮かんでいた。

たくさんの船が上から見てると静止しているように見える。

キラキラと湖面だけだ輝いている。

こんな高くから眺めていると

みな同じように見える。

誰が速くて、誰が上手なのか

そんなことは小さな違いに思える。



すべての船は岸辺近くに集まっていた。

はるか遠くまで誰もいない湖が広がっているというのに。



「先生、私は遠くへ遠くへ行こうと思うんですよ。

 だれもいない方へ行こうと思うんですよ。

 もっと広くて、もっと深いところへ」


「りんご先生、気をつけてくださいね。

 僕は一回失敗してるんですよ。

 今度は同じ失敗は繰り返しませんよ。」


そう言って我々は空と湖面の境界のわからないところをしばらく眺めていた。



その先生の塾は大阪にある


そしてこれが先生がいま作っておられるものだ。






書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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