算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

とある社長からの電話


今日は夕方、小学生と勉強していた。

まずは「天才プリント」を一枚。

その後に80対20の法則で「12分間は絶対に集中して

学校の勉強をすること」、と言っているので

小学生は問題集をやった。

その後、算数のパズル。

今日は「ナンバーリンク」にした。



小学2年生が入門の問題12問を解いて

それから100問まで続く「マラソン」を始めた。

3問目でかなり苦戦。

「もって帰る!」と大きな声で言って帰りました。

それでも15問ほどやったのだからたいしたものだ。




そうしていると親しくさせていただいている出版社の社長から電話がきて

「CDが届いたよ。ありがとう。」と言われた。

この方は私の一番の恩人のひとりだ。

電話いただいてとてもうれしかった。

この会社からはじめは教材を出させていただこうと思っていたのですが

「りんごさん、自分で出しなよ。」と。

「え~~~~~!」です。

「いいと思うよ。」

ということで自分で出版社を名乗り

自分で出すことにしました。



このことはちょうど私が塾を始めたときと重なります。

私はある塾へ行ったんです。雇ってもらおうとして。

履歴書もって、スーツ着て。

いろいろ話をしてそのオーナーがおっしゃいました、

「りんごさん、自分で塾しなさいよ。」

「え~~~~~~~!」でした。

「僕は回り道したけど、君は始めたらいいよ。

 わからないことはなんでも教えてあげるよ。」

そういわれて私はしばらく後に塾を始めました。

このオーナーも私の恩人のひとりです。




忙しさのなかでふと

カエルの声や虫の声を聞いていると

お世話になった方々のことを思う。

どう考えても私が受けた恩から考えると

ほとんど何も返してない気がする。



実は私が塾をはじめるきっかけになったオーナーは昨年突然亡くなられた。

本当に何も恩返しなどできていない。

今まで盆と正月はいつも挨拶に行っていたけど

今年もこのまま虫が鳴き続けて

カエルが鳴き続けると

そんな季節になる。

今日も暑かった。



ただ地球が暑くなったといっている場合じゃない気がする。

「先生、クーラーつけてよ」じゃない気がする。



私はやるべきことをやろう。

そのためにブログを書いているんじゃないか。

だれと競争するためでもない。




そう、やるべきことをやるだけだ。

やるべきことは決まっているのだから、やるだけのことだ。

書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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