算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

コーヒー屋がどうして本やCDを売ることができるのか?<その1>

どうすればあなたの塾でDVDや本を売ることができるのでしょうか?

どうしたら塾をやりながらDVDやCDや教材を売ることができるのでしょうか?



今朝は三浦さんのメルマガ(シークレット版)で

「アイデンティティ・シフト」という言葉を知った。


「禁煙」を例にとって書かれていたのですが

やめたいと思っている人が禁煙しても

それは喫煙者が一時的に我慢している状態なのですね。

我慢しているだけで「喫煙者」というアイデンティティは変わらないから

非常にしんどい状態が続きます。

これではなかなかタバコはやめられない。

「吸わない人」というものにアイデンティティをシフトしなければならないとありました。



それで話はそこがポイントではあるのですが

本当は「スターバックスが本屋になる」という話なのです。

コーヒー屋がどうして本やCDを売ることができるのか、という話です。

(何度もスターバックスの話ですいません、ドトール派の私が・・・)



街の喫茶店がケーキセットをはじめることには違和感はありません。

街の喫茶店が休日のブランチ・サービスをはじめるのに異存はありません。

街の喫茶店に週刊誌や新聞があることはありがたい話です。

街の喫茶店にパソコンがあったらうれしい。

街の喫茶店で電波が悪ければ勘弁して欲しい。

・・・・・



けど、CDを売ってたり、本を売ってたりしても

「そりゃ~、自由」だけど別に買わないだろう。

何でだろう?

どうして買おうと思わないんだろう?




簡単に言えることは

喫茶店は喫茶店だからでしょう。

喫茶店はCD屋ではない。

喫茶店は本屋ではない。



喫茶店が提供できるサービスというものは

誰が決めてるんでしょうね?

オーナーでしょうね。

オーナーが自分でその場所を「喫茶店」と限定しているからでしょうね。




話は戻るんですが

「禁煙するぞ!」っていうのは

喫茶店が「ランチやめるぞ!コーヒーだけ!」っていうのと似ているかもしれない。

常連客がやって来て

「日替わりAで食後にホット」って言ってるのに

「すいません。ランチやめたんです。」


「えー!なんで?」って感じです。

びっくりです。

もう、むちゃくちゃびっくり。

頼むから作ってって感じです。




店の看板も作りも雰囲気も何も変わらずに

コーヒーだけって言われても困ってしまう。




教材を作っていきたいと思い

ある出版社の社長とお話させていただいたときおっしゃいました。

「塾の生徒数は確実に減るよ。」

ほんとにそのとおりになりました。

私の塾では数ヶ月のうちに3分の2になりました。

別の方の話では実際に潰れたそうです。



ランチをやめたら売り上げが減るというのは誰でも想像できますが

教材を売ろうと空いた時間に行動すると

全く関係のない塾の生徒数が減少するっていうのはなぜでしょうか?



2へつづく

書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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