算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

「休日の歌」

日曜日がさっき始まったと思ったらもう夕方。

しばらくしたら『ちびまる子ちゃん』がはじまって『サザエさん』がはじまって夜になって月曜の朝になってしまう。

その前に明日からの勉強合宿の準備をしないと。

そう思ってYouTubeを検索してたらやっと見つかった。

塾を始めたころというか、長男が生まれたころというか、

その当時のまるちゃんのエンディング曲。

DELiGHTED MINT『休日の歌(VIVA LA VIDA)』


もうエンドレスで聞いてます。(ずっと探してた!)

この曲で明日からの準備。




この感動的な歌詞



僕はどこから生まれたの?誰も教えちゃくれない。
僕はどこに行きたいのか それもなんか難しすぎて。

いつか夜は訪れ そしてまた日は昇る
プロペラはまわるよ

だから、泣くのも笑うのも、またあした
いま星がひとつ流れて消えた・・・

ワクワク、寝て、起きて、またあした
そうあしたにゃ、あしたの風がふく






あのころに悩みはなかったろうか?

不安はなかったろうか?

月曜日が待ちどうしかったろうか?

会社員だったときはもうサザエさんがはじまると週末の終わりを予告されて

ほんわかテレビでウルフルズのテーマが流れるといたたまれなくなったものだ。



そんなときから比べると自分で塾をするようになって

この仕事が好きで自分の生徒が好きで

未来も何も見えないしお金もなかったけど(今もないけど)

月曜日がすごく待ち遠しかった。

はやく仕事に行きたかったものだ。

っていうかはやく行かないと塾がなくなってしまいそうな気がしてたのかも。




いまは世の中が思い切り不況っていうことで

元気がないものだけどお金の流れも悪いんだけれど

そんなことは自分ひとりではどうしようもないことで

深刻になっていてもしかたなくて

「涙も笑顔もまたあした」ということだろう。

またあしたがあるってことがうれしいじゃないですか。

昨日まで負けていてあしたもまた負けるかもしれないけど

あしたもまた挑戦できるってことがうれしいじゃないですか。

「なにかにつけても Viva La Vida!」ってことですよね。



いままでなんてもっと大変な時があったじゃないですか。

バブルがはじけて就職先がほんとになかったときとか

ITバブルがはじけたりとか

クリントン政権が2期も続いて日本は8年間も冷や飯食わされたりとか

けど「あしたにゃあしたの風がふく」で

また良くなったりして。




けどやっぱりあせるのはつい先日ちびまる子を見たと思ったら

もう今日、これからしばらくしたら再びってことだ。

同じ放送は2度とこの時間にはないし

いまのエンディング曲は爆笑問題だけど(これもなかなかいい)

時間が昔よりもずっとはやく流れてるってことだ。

そしてのこされた時間というものは本当に短いってことだ。



この前生まれてきた子どもがもう足し算とか引き算とかやっていて

夏休みの読書感想文とかに悩んで

もう驚くばかりのはやさだってことだ。

そして自分の子どもといっしょに過ごせる時間なんてほんとに限られてる気がする。

塾に毎日行ってるけど明日のために仕事をしている時間っていうのは短いものだろう。



「ああ、なんでこんな余計なことをやってるんだ!」ってたまに思うときがある。

けれど今自分がやっていることというのはあしたのための仕事だ。

毎日毎日今日の仕事だけをしてるわけにはいかない。

そうするといつまでたっても今の位置から前に進むことができない。

逆に足腰が弱って坂をズルズルと堕ちていくだけだろう。




だけどだけどWhat’cha gonna do?ってことだ。

どうすりゃいいんだ?っていう問いが常にある。

What am I gonna do?

What am I going to do?

そりゃ、そうだ。

それを考えるのは我々の仕事だ。

どこから来てどこへ行くのかっていうことは

現代詩のテーマのひとつじゃないか。



つまりわれわれが生きていくうえでのテーマってことだ。

神様が世界を創って7日目に休憩してくれてよかった。

やっぱりあしたも挑戦するしかないんですよ。

「泣くのも笑うのもまたあした」ですから。











書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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