算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

単位

受験算数で重要なもののひとつに「単位」があると思う。

時速、分速、秒速、やmとkmがいっぺんに出てくると間違いをおかしやすい。

ミリリットル、デシリットル、キロリットルなんかもなかなか実感できないので間違いに気づきにくい。



単位の換算にストレスを感じない子は成績もいいように感じる。

全く関係ないけど英語を話す時って時制や「三単現のS」や複数形か単数形かにすごく気をつけるけど、

似たような感覚だ。

初歩の段階だと時制も単複もでたらめな場合が多くて

そこまで気をつかってる余裕がない。

知ってる単語を並べてるだけのような英語になる。

算数の文章題ではじめに時間で次にメートルでってきた瞬間にどちらかの単位のグループに合わせないといけないって普通は思う。

単位って仲間どうしだから。



ハクスリーの『すばらしい新世界』だったかオーウェルの『1984』だったか忘れたけど

単位を統一したり、言葉の種類を減らしてみたりする学者がいた。

「楽しい」の反対は「悲しい」ではなくて「楽しくない」で十分だ、とか・・・。



長さの単位はメートルだけに統一してキロとかミリとかいらないじゃないかってたまに小学生が言う。

時速と秒速ってそんなにたくさん単位なんかいらないじゃないか、

もっとわかりやすくして欲しい、って。

けど、ものごとって入門者にわかりやすいかどうかで決まってくるんじゃなくて

それを毎日使ってる人に便利に作られているものでしょう。

はじめてみた人にそれがややこしかろうがわかりづらかろうが関係ない。



なんで「三単現のS」なんて必要なの?って言われるけど

外国語の文法に文句を言ってもしかたない。

Sがつかないと聞いていておかしく感じるんだからしかたがない。

ややこしいとかそういう問題じゃない。










書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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