算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

解答用紙は「手紙」





今、小6が最後の模試を受けている。


今更だが「もっと丁寧に書け」と注意した。


こんなこといっても「はあ?」と言われたが


解答用紙は採点する人に出す「手紙」だ。


「私を合格させてください」という手紙だ。


合否を決めるということは究極的には


あなたをコミュニティーに入れるかどうかを


決めるということだ。


すいません、あたり前すぎて。


私はいつもアルバイトをさがす若者に対して思う。


時給がいくらだとか、休憩時間がどうとか、


仕事が楽かどうかとか、


そういった末梢的なことなんかどうにでもなることだ。


仕事ぶりを見せてから交渉すればなんとでもなる。


仕事をするということは同じ時間を共有することだ。


同じ目的のために力を尽くすことだ。


コミュニティーの一員として受け入れるかどうかを試験官は見ている。


それがたとえペイパーテストでも面接でも


中学入試でもアルバイトの面接でも


就職試験の最終面接でも


伝えることはただひとつ、


「私はあなたといっしょにいたい」


これだけだ。


言葉を人に送るということは


ほとんどの場合、ラブレターを書くことと大差ない。


面接官をまえに緊張するのは


告白をするときにドキドキするのと同じだ。


たったひとつ、


自分を受け入れてくれるのかどうかという答えしかないからだ。



書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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