算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

文学のペイパー・・・「引用としての塾」




大学に一応いたんですが

時々ペイパーを書く課題がでた。

ペイパーとはレポートみたいなものだ。

そんなにたいした枚数ではない。

なにかひとつ文学作品を討論しあった後なんかに出た。


中学高校のテストじゃないから

自分が書きたいことを書けばいい。

私は大好きだった。

多くの生徒は「ハードだ」とか「ヘビーだ」とか言ってた。



あの時、多くの生徒は作品に書かれてあることを必死で読み取ろうとしていた。

わかるだろうか?

読書感想文にしても多くの人はそこに書かれていることを読み取ろうとする。

もちろん国語のテストだと「作者の気持ちは・・・」とか

「幸助はそのとき・・・」みたいになってしまう。

それで正解とか不正解とかってなる。



(今、非常に自分のなかでは核心的なことを書いてるつもりなんですが

 かまわず書いてみたい。)


自慢ではないが私はほとんどのペイパーはAだった。

それには理由があって

私は文学作品を読んだかもしれないけれど

作者の言いたいことなど考えたこともなかったし

主人公の気持ちなんて考えたこともなかった。

言い過ぎかもしれないが

それらのことはあまり重要ではなかった。


私にとって文学作品について書くとは

自分が言いたいことを書くということだった。

自分か言いたいことを書くためにたまたまその作品を引用しているだけなのです。

生活のなかで発見とか言いたいことがまずあって

それを伝えるために作品の背景や主人公の行動を引用するわけです。



作者の気持ちはどうかとか

ましてや主人公の気持ちなんて

わかるといえばわかるし

わからないといえばわからない。

それは非常にあやふやな部分だ。


そんなことを考えていると文学作品のなかをグルグルまわっているだけだ。

そんな虚構の中をめぐっても疲れるだけだ。

自分は虚構の外に出てその虚構を語らなければならない。

しかも語ることは虚構の中の出来事をではなく

現実の出来事をだ。



私は国語の勉強について言っているのではない。

私は仕事について話しているのだ。


私は塾をやりたいから塾をしているのではなく

自分のやりたいことをするために塾をしている。

誤解されるかもしれないから言うと

お金儲けの手段として塾を選んでいるのではなく

子どもに勉強を教えるために塾を選んでいる。



私は常に「塾」という「物語」の外に出たいと考えている。

チラシを見て塾を知り入会し勉強をする

成績が徐々にあがり受験を迎える。

志望校にめでたく合格する。

他にもいくつもの「物語」がある。

数え切れない「物語」のバリエーションが存在する。

しかしどんなにバリエーションが増えても

それらは「塾」という枠からはみ出ることはない。


私がやりたいことはその「塾」という「物語」のなかで

他よりも上手くやるということではない。

他よりも強くなるということではない。


単純に子どもに勉強を教えるということのために

「塾」というものをたまたま「引用」しているにすぎない。



もちろんそのような発想ですでに様々な形を試されておられる方も多いと思う。

私などは「塾」としてもかなり後発だし

「引用としての塾」としてもかなり後発だ。

けれどかまわない。

「引用」する部分は同じでも

伝えたいことは同じではないからだ。

書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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