算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

英語ってどうやってしゃべる?っていうか使い方って知ってる?(何回目?)

以前、こんな記事を書きました。

「英語ってどうやってしゃべる?っていうか使い方って知ってる?1」

読み返してみたら「けっこういいこといってるじゃん」と思いました(スイマセン)。



昨日は小6に作文指導みたいな授業をしていたんですが

ひとりの生徒の作文に驚きました。

むちゃくちゃ優秀な作文でもないし

優等生的なツメもないし

かといって視点がズレてるわけじゃなく

むしろその視点がちょっと素敵で

平均点と満点の中間くらい、

まあ私にとってはそもそも満点以上なんですが

帰りにお母さんにベタボメしたんですよね、

「もう絶対に留学させてください。

 作文を何度か読ませていただいたんですが

 ああ、よかった、暗記命みたいな受験勉強しなくて

 お母さんの選択はすばらしかったですよ

 アメリカに留学したらすごく評価されますよ」的に。



自分でどこに基準があるのかはっきりしないのですが

やっぱりイメージとして模範解答みたいなそんな作文が

頭の中につらつらとながれてはくるのですが

それを突き抜けた感じの原石のような言葉

いや言葉がつくるその子の視点が

借り物じゃないし、

なんていうのがいいんでしょうか、

「模範解答」を「模範解答(笑)」にしてしまう輝きがあるっていうんでしょうか

オリジナルなんですよね。

ああ、これらの言葉はこの子の中から出てきてる

ってわかるんですよね。

そういうときにわれわれは「伝えたいことがある」っていうことを感じて

それを英語で書こうとするとすごく上手に伝わるんですよね。

書きたいことがあってそして書く方法を学んだりさがしたりして

とにかくつたえようとする、っていう姿勢をつらぬけば

英語で文章が書けるようになりますよっていうのはあまりに短絡的でしょうか?

だけど伝えたいこともなくて外国語を身につけるっていうのは正直しんどくないですか?

たとえばブロックが散らばっていて

なんの目的もなくただくっつけて

「何もつくれない」

「どうして君はそんなに上手に作れるの?」

とかって言ってるのが英語学習者の多くじゃないでしょうか(注意:あくまでもイメージです)


ブロックがたくさんちらばっていて

私は牛の形をつくるんだ!って思ってやったら

不恰好でも牛の形になると思うんですよ。

先生もここをもうちょっとなおしたほうがいいよ、とかっていうのは言いやすいですし。


何だよお前も結局精神論かよみたいな雰囲気ですが

必要に迫られたら誰でもなんとかしようとするっていうのは疑いようがなくて

そのうち使うし必要だからっていうのでは

やっぱり難しいでしょう。

だって「なんとなく~」では割りにあわないんですよ。

その大変さに比べたら得られるものの少なさときたらないですよ。

効率だけを考えたら母国語しゃべってるほうが絶対にいいですから。


「いや、だから伝えたいものがないヤツはどうすればいいんだよ」って言われても

私にはとても答えられないので

これくらいにしておきます。


では。


書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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