算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

目的地はどこに?

われわれの仕事の目的地はどこにあるのだろう?

毎年毎年受験生を送り出していったいどこへ向かっているのだろう?

そんなことを考えずに受験指導だけに夢中になるのがよい個人塾の塾長だろうか?


コンビニへ行くと「あれ~~!?」ということが多い。

パンを見に行くとほとんどがそのコンビにオリジナルブランドになっている。

「え~~、山崎パンが食べたいのにな~~」とかひとりで言って

パンの袋を裏返すと

製造:山崎製パン株式会社

とある。

「おお、そういうことか!」

となってレジに向かう。


カップラーメンでもオリジナルのパッケージ。

なんかちょっと違和感あるけど

それでも味は変わらないし安けりゃいいかって。


もしかしたらコンビニは商品のほとんどを

オリジナルブランド商品にしていくのかもしれない。

それで利幅を大きくしていくのかもしれない。

オリジナルだと定価を自分で決められるから

定価販売といっても高めに設定できるし。

コンビニの目的地を考えていてもしかたがないので

自分の塾の目的地はどこだろうかと考えてみる。



私はずっと教材会社をつくりたいと言ってきた。

塾は今2店舗だけどそれでいいと思っている。

本店の方はまだ教室が空いているし。



昨日、ニュースで任天堂の話があった。

ゲームキューブからWiiへの変換は

ゲームのヘビーユーザー向けから家族で楽しめるものへの変換だとあった。

ハイスペックの方に走りすぎてだんだんユーザーが減ってきたからだそうだ。

今までゲームとは無縁だったひとも巻き込んでWiiは普及していった。

ゲームという枠から出ようとしていたんだろう。



おそらく大手の塾も受験という枠から出ようとしていると思う。

スポーツ教室をつくったり

幼児から成人まで対象にした学びの場を提供しようとしているのかもしれない。

それが大手塾の目的地かもしれない。

長くいてもらうことによって一人の顧客からの支出を最大化しようとしていると思う。



けど、自分はどうかなって思う。

小さな小さな塾がそんなことを真似しても仕方がない。

大きな塾と小さな塾では目的地は全く違うものだろう。

いや、塾ひとつひとつの目的地は違うはずだ。

だれもが同じ双六の上でプレーしているわけじゃない。




また書きます。




書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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