算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

漢字は「昆虫」?




先取り学習じゃないんですが


漢字の苦手な小1の子がいるんですが


なにげなく2年の漢字の書き取りしてます。



初めて見る漢字を


なんの説明もなしにやってもらってます。


(プリントには読み方とかいろいろ書いてます。)


それで彼が私に言うんです、


「遠」と「近」という指差して


「センセイ、これとこれって同じや!」って。


「うわーーー、同じや!」って私も答えます。



「場」と「地」を指差しながら


「センセイ、これとこれって同じや!」ってまた来ます。


「すげえーーーーーーー!同じや!」って私は答えます。


「あんな、これって普通やったら先生が賢そうな顔して教えるとこやねん。


 けど、ケンちゃん、自分で発見したやん!すごいわ!


 これってな、クワガタの種類みたいなもんなんや、


 ミヤマとかコクワとかオオクワガタとかあるやんか、


 それと同じや」


「わかった、コーカサスや」


「あほ、それはカブトや」



それからは私は何も言うことはありません。


彼は「線」という漢字の中に「水」を発見したり


「明」が「日」と「月」から出来ているって自分で気付いた。



自分で気付くということはすごいことだ。


味もそっけもない教材のほうが本当はいいのかな?って思う瞬間だ。




負けないようにがんばろう。

書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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