算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

カッパの話を読んで父の盲腸のことを思い出した。

昨日子供にカッパの絵本を読んだ。

ああ、昨日のことなのにタイトルが思い出せない。


話の内容は

おんなのこがカッパのお祭りに行って

おもちを食べたら家族のことを忘れ

川の他の世界のことを忘れ

カッパと楽しく暮らすんだけど

ある日、水面に小さな人形が浮かんでいて

それを取ってきてからというもの

じっと考え込むようになって

数日後にはじめてそのおんなのこは過去を思い出して泣くんです。

もとの世界へ戻りたい。

お母さんにあいたいって。

長老みたいな年をとったカッパにもとに戻る方法を聞いて

おんなのこはある場所へ行くんです。

その場所はどこかの家の井戸につながっていて

そこに浮かんでいる大きなスイカを食べ

そのなかにちっちゃくなって入って

それで眠りにつくんですが

目が覚めたときは自分の家にいるんです。



私、昔、本意ではない仕事をしていた時期がありまして

それでも結婚して楽しく生活していました。

あるとき父が入院しまして母から電話で

「ちょっと危ないかもしれないで」って言われて

病院へ向かう車のなかで

ハンドルを握りながら泣けて泣けて仕方なかったです。

自分は何ひとつ親にいいところを見せられなかったなって。

自分が納得いく仕事をしている姿を見せたかったなって。



涙をかわかして病室で母と深刻に待っていたら

盲腸の手術しますって。

あと数時間遅れていたら命がなかったって言われて

ちょっと待っててくれって。


2人ともぽか~んとなりました。

いやいや、昨日腹が痛いからこの病院へ来てみてもらったときは

胃薬もらって帰ってきたのに

今日もう一回行ったら「こんなになるまでほおっておいたらダメじゃないか!」って。

そちらの救命救急の眼科の先生がわからなかっただけなんですけど・・・



数時間後、かなり巨大な盲腸をお医者さんはビニール袋に入れて

「こんな大きなのは25年間医者やってるけどはじめてだわ」って。

先生かなり満足していました。



まあ、そんなことはどうでもいいんですが

仕事って大切ですよね。

自分がやりたい仕事をしたほうが絶対にいいですよね。

後悔っていうのはこういうものか、って初めて知りました。



それで後悔はしたもののその後2年くらいは会社にいて

すぐに行動に移せてなかったんですが

独立して塾をして

それで今はパズルとか作っています。

今は胸をはって自分の仕事をしています。


毎日毎日何か進展があるので

今本当に前進してるって感じます。

後悔することだけはしてはいけないと思います。




カッパの話を読んで父の盲腸のことを思い出しました。

われわれがどんな理由で泣くのかを考えたら

自分の本当の望みがわかると思います。



では。





書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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