算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

さあ、仕事と思ったら・・・

いきなり妻子を病院へ連れて行かなければ

いけないことになり

寝不足だけど急いで総合病院へ。


待たせる。それが仕事か?


こちらも悪いのだが10時半からの診察が


1時になり、その間、昼食と買い物、車の中で問題作成、


けれど結局2時過ぎてからしか診察はなく、


診察は5秒だったらしい。


「薬出しときます」


これだけだ。





けれど病院のいたるところにはイスがあり


そこで作業をした。


別に頭を使う仕事だからどこでだって出来る。


紙と鉛筆で出来る。



点滴してる人や


走り回る子供


松葉杖の人、


ソファーでぶっ倒れてる人を見ながら


迷路をつくる。


そして困っていた「練習問題」のアイデアが浮かび


その場で作り始めた。


本当に人に教えたくないようなアイデアだ。


独り占めしたくなるようなものだ。


すべてはありふれたものだけど


この組み合わせをここで使うという斬新さ。


けれどそういったものにしか人はお金を払わないだろう。




言葉ひとつひとつ


音楽の中の音程ひとつひとつ


それらすべては何も特別なものではなく


シェイクスピアの言葉


モーツァルトのメロディー


それらはすべて組み合わせでしかない。


「切片が-3でX座標が4のときY座標が7となる

 直線の式を求めなさい」


こんなものは単なる怠慢だ。


あなたは塾をずっとやっていて


こんなものを趣味で買うだろうか?


そんな問題じゃないのはわかっているが


もっともな顔して生徒に買わせるのはどうかと思う。


さんざん待たせておいて


やっと入会。


「数学がわからないんですが?」


「う~ん、じゃあ、このテキスト出しておきます。

 はい、次の方。」

書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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