算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

入試問題なんてオリンピックの問題に比べたら退屈そのもの

中3の生徒と小6から算数オリンピックをやってきました。

中学になったら広中杯なのですが。


予選が終わってから彼が塾に来ていろいろ反省をしていました。

お互いに反省点がありました。

時間配分で失敗したのが大きかったようです。


彼は「つまらんな~」というのです。

私も繰り返します。

「ああ、つまらんね~」と。


彼はそれしか言いません。

けど私にはわかります。

つまらないんですよ。

算数オリンピックというものがもう終わってしまうのが。

予選を通過できるかどうかは置いておいて

今年で最後というのが淋しすぎるんですよ。


ああ、淋しいです。

彼といっしょにずっと算数オリンピックに挑戦したかったです。

難問と長時間向き合って考えたかったです。


これからあるのは受験です。

入試問題なんてオリンピックの問題に比べたら退屈そのものですよ。

単なる作業にしか思えません。


受験を生業にしている人たちが算数オリンピックをやらないことが信じられない。

算数好きな小学生を算数オリンピックに導かないことが信じられない。



5月31日に予選の結果が出ます。

決勝は6月30日です。





書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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