算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

本を書く目的

レベルが高いか低いかなんてわからない。

やっていることは小学6年の算数の入試問題ってことだ。

しかし算数の問題が文学に思えるような本が書きたい。

詩集のような問題集がつくりたい。

言っている本人も具体的にはわかっていない。

ただそう願っているだけ。

願ってるだけなんだけどそれが非現実的ってわけじゃない。

ずっと昔のちびまる子ちゃんのエンディングテーマを聞きながら考えてる。



何かがどうかなってそれが発展したりして

本当に偶然にこの業界にいる。

そして小さな場所を与えられて

ましてやこんな自己表現の場まで与えられている。

自分がこの時代のこの業界に関わったということの痕跡を少しでも残すために本が書きたい。

そしてその本は小学生のための本であり

算数の問題集であって詩集のようなもの。

実用書なのに文学的なもの。

受験に関係する人が邪道とひとことではき捨て

文学に関係する人が存在を無視するもの。

「書く」「書く」と言っているだけの臆病者にならないためにも

書かないといけない。

これが本を書きたい理由。

邪道も王道もなく自分の道。

むかしヴェンダースが『ベルリン天使の歌』のなかで

天使の見える世界を白黒で現して

天使が人間の女性に恋して有限の生を手に入れて

そして地上に降り立った時

どこかに頭をぶつけて赤い血を流した。

「痛い!」と言ってウキウキしていたじゃないか。

もうそんな昔の映画なんて覚えていないか?



まあ、そんなことはどうでもいい。



なんか引用しておこう。


 『 そう、踏み出すことを忘れてしまった。
  冷たいものに触る、たばこを吸い、コーヒーを飲む。
  手がかじかんだらこすりあわせる。
  素敵なことは山とある。
  瀬に降りてそれに触れるんだ。

   友よ、今がその時、今しかない。』




書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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