算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

「シェイクスピアは生涯に何度うるう年を経験したか?」(11月10日のメルマガより)

パズルというよりちょっとした話。

オリンピックがある年はうるう年(2月が29日まである)ですね。

子供の頃、うるう年っていうことを聞いて不思議に思いました。

オリンピックは4年に1度

うるう年も4年に1度やってくる。

けどちょっと例外があって西暦が4で割り切れたらうるう年にしようってことなのですが

100で割り切れる年は例外的に平年(2月は28日まで)にしますよってことです。


ややこしいですね。

じゃあ、徳川家康が勝利した1600年は100で割り切れるから

平年でしょうか?

これまた例外で400で割り切れる年はうるう年になります。

ですから西暦2000年はうるう年でした。

オリンピックはどこでした?

そうシドニーでしたね。

私も観戦しました。(テレビででしたが・・・)



『ハムレット』や『リア王』などを書いた

イギリスの劇作家であり詩人のシェイクスピアは

1564年に生まれて1616年になくなりました。

覚え方は「人殺し(1564)の年に生まれて

1616(いろいろ)やって死んだ」です。

『オセロー』や『ハムレット』などでは殺人がメインになりますから

覚えやすいですね。



それでなかなか前振りが長くなったのですが

シェイクスピアは生涯に何度うるう年を経験したか?

というものです。



このメルマガではすぐに答えを言ってしまって

解説するのがスタイルですから

説明しますね。


人殺しの年に生まれてますから1564年です。

1564は4で割り切れますね。

見分け方は簡単。

100が4で割り切れるから

1500は絶対に4で割り切れます。

のこり64なのですが

20というのは4で割り切れるので

20を消していきます。

64-20=44

44-20=24

24-20=4

余った数が4で割り切れれば4の倍数。

書くと長いのですが頭の中でやれば一瞬ですね。


次は「いろいろ」なので1616年。

100以上は無視して16。

もちろん4の倍数なので

シェイクスピアはうるう年に生まれうるう年に死んだことになります。


しかも途中の100で割り切れる年は通常は平年になるのですが

もう一つの例外400で割り切れるというもので

1600年はうるう年になります。


ですから単純に計算しますと

1616-1564=52となり

52÷4=13となります。



ですから13回のうるう年って言いたいところですが

これは「植木算」と同じで

52メートルの道に4メートル間隔で木を植えると

木は何本必要ですか?というのと同じになり

1本足しておかないといけませんね。

わからないときは紙に書けば簡単に理解できます。



で、シェークスピアが生涯に経験したうるう年の回数は

13+1で「14回」となります。








書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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