パズルを解くことが物語を読むことみたいな、そんな扉の開き方がいいと思う。
ほのぼのしていることがいいのかどうかわからないのですが
あたたかい気持ちではいたいですね。
受験という勝つか負けるかみたいな業界にいるわけですが
私はもっとべつな方法でやっていきたいと思っています。
受験は好きなんですよ。
成績を上げたり、合格とかって好きです。
けど、勉強の出来ない生徒のことも気になります。
実際は能力の違いとかっていうのはあるのですが
興味な~い、っていうのをなんとかしたいなって思ったりもします。
例えば私は読書習慣というのは生きていくうえでは
非常に大きな武器だと思っています。
勉強するにしても新しい環境に適応するにしても
読書ができるかどうかで大きく違ってきます。
実際それは学び続ける姿勢みたいなものだし
変化を受け入れる姿勢でもある気がします。
話がそれたのですが、あたたかい気持ちでいたいですね。
パズルを作っていても「どうだ、難しいだろう!」じゃなくて
ほんとにやさしいところからちょっとずつ出来るようになって
ひとつずつクリアして達成感を味わって
「僕はこんな難しいのも解けるようになった」って思ってもらいたい。
そういうプロセスを準備するのが私の仕事で
それが「あたたかい気持ち」だと思っています。
そしてそのプロセスというのが実は物語で
ホメーロスのオデッセーみたいな旅で
パズルを解くことが物語を読むことみたいな
そんな扉の開き方がいいと思ってます。
「勉強できる子以外お断り」みたいな扉ではなく
いつでも扉が少し開いていて
その隙間から楽しそうな声がもれてる
そんなあたたかい気持ちの教材を作りたいなって思ってます。