算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

一番知っているのは誰?




私は、お母さんたちの情報はけっこう凄いと思ってる。

チラシを折り込むと全く違う地域の方から電話がかかってくることがある。

どうしてかって聞くと知り合いがチラシを持ってきてくれたそうだ。

本当に驚く。



それは一例にすぎないが

お母さんたちは実際にシビアな目で塾を見ているから

いろいろと塾をくらべながら選んだりする。

本だって読むしネットで調べたり

掲示板読んだりテレビを見たりして

いろいろな知識を持っている。


「合格するぞ!」とかって言いながら

勉強教えてたりしてたら

勝てっこない。

だからけっこうお母さんのアドバイスは聞く。

偉そうなことは言わない。



学校についての情報だってすごく詳しい。

私は知ったかぶりしない。

「そうなんですか!」って言って教えてもらう。

今までそれで「頼りない」なんてことは思われてない(と思う、たぶん)

聞いた後は自分で調べてより詳しい情報を提供する。

担当者に電話して直接聞く。

こういったことは塾関係者しかできない。

そしてそれが仕事だと思ってる。

お母さんたちはホントに素晴らしい。




生徒からもいろいろ教えてもらう。

受験の日時や願書の提出日なんか

私は調べない。

全部自分で調べてもらうし

そんなことはもちろんみな自分でやる。

「先生、そんなこともしらないの?」

とは言われたことがない。

そんなようなこと言われても

これは君の受験なんだから私が君より知ってるわけないって言う。


そしてだいたい聞いてすぐ忘れることが多い。

そしてまた聞く。

また忘れる。

また聞く。

今まで「いいかげんに覚えたら?」とは言われたことがない。



そして合格したときにはいっしょに喜ぶ。

「やったー、やったー」って。


そのときにはもしかしたら言うかもしれない、

「合格するって知ってたよ。

 君ががんばってる姿を見てたから」って。


書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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