算数オリンピックのパイオニア 個別指導のりんご塾

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りんご塾通信

今日のニュース~「瀬川プロ誕生」と「本田美奈子さん急死」

普段は新聞なんかちゃんとは読みません。

なぜなら気分が暗~くなるからです。

めずらしく今日は新聞を読んでいて2つのニュースが印象的だった。

ひとつは「瀬川プロ誕生 編入試験に合格」というニュースです。

私はこういうのは大好きです。

こころが温まる。


もうひとつは「早すぎる…本田美奈子さん急死」です。

ファンでもなんでもないんですが年も近いし

学生のころはよくテレビに出演されてるのを見てましたから。

非常にショックでした。



アイドルって実力と人気って微妙でしょ?

なんで人気なのかわかりませんでした。

ひとこと「魅力」という部分だったのかもしれません。

その魅力の要素に実力があり、他には若さとか可愛らしさとか

バカっぽさ、清純さ、ぶりっ子さっていうのがあるような気がします。



それで本田美奈子さんは、以前言ってたようです。

「アイドルっていうのはいずれ消えていく。

 自分は本当の歌手になるために

 実力をつけたい。」

そういった感じのことを言っておられて

常にレッスンをして自分の実力というものを付けてこられたそうです。

そして25歳の時にミュージカル「ミス・サイゴン」の主役に選ばれた

ということらしいです。




あの~、芸能界とか将棋の世界とかプロスポーツの世界とかって

勝ち負けがはっきりするんですよね。

常に勝ってないと生き残れない。

それに対してそのほかの世界は

勝ってなくてもそこそこ生きていける。

生活くらいはしていける。

ですからそのほかの世界っていうのは

自分が勝っているのか負けているのかわかりにくいんです。





アイドルの世界ほど勝ち負けははっきりしないんですけど

塾講師の人気も同じようなものだと思ってます。

若さというものがすごい武器なんです。

(今日のみかみ先生のブログにもありました。

 昨日のこーむら先生のブログにもありました。)

今の人気を実力だと過信してしまうこともあるし

この状態がずっと続くって考えてしまいます。



だから今調子が良かろうが悪かろうが

努力し続けないといけないんですよね。

偉そうなこと書いて申し訳ありませんが

これは自分への戒めなんです。

自分への警告なんです。


そして努力というのは「現状維持の努力」ではいけないんですよね。

そんなのは誰でもやってることです。

「お父さん、毎日お仕事ご苦労さまです」っていうのは

努力じゃなくたんなる義務です、責任です。



瀬川さんがサラリーマンになってからでも努力し続けたことや

本田美奈子さんが死ぬまで努力したことの意味を考えないといけないんですね。

瀬川さんが「おれは仕事でクタクタなんだよ」って言ってたら

絶対にプロにはなれませんでした。

本田さんが「私はすごく人気がある歌手よ」って

アイドル時代に浮かれていたら

すぐに消えていたでしょう。



現状維持の努力では

沈まないかもしれませんが

そのままです。

世の中の流れというものに

プカプカ浮かぶだけです。



それでは。




書いている人

田邉 亨 塾長

滋賀県出身、ニューヨーク市立大学及びぺンシルバニア州立大学で学び、その後大手国際特許事務所、学習塾を経て、現在は彦根市でりんご塾を5教場運営している。2010年より、りんご塾として算数オリンピックに参戦、2014年に小3部門で金メダルと長尾賞を受賞。
2017年は小6部門と小3部門の2冠を達成し、現在は彦根市を中心に幼児から小学6年生までを集め算数とそろばんに特化した塾を展開中。長年、沢山の児童を指導してきた経験から、早い段階での算数の教育の重要性や、算数好きなお子様を育てる家庭のあり方・関わり方等についても全国で講演会を行っている。著書多数。

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